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本日より、自主トレ開始です。 というわけでもなくて、実を言うともう自主トレは始まっています。 先月末くらいから彼らは書き始めています。
改めて説明を。
冬の「超」怖い話I(イオタ)に向けて、それぞれ取材しているのとは別に、文章力/構成力を高める特訓をする。 これが、今回の自主トレの最大目的です。加えて、「読者の存在を意識する文章を書きましょう」だったり。超-1でもやってきたことではありますが、そのあたり継続的に特訓していこうということになりました。
ルールは以下の通り。 ●「お題」を決める。 お題は現在すでに流通していない勁文社版「超」怖い話から、加藤が一度怪談に書き起こしたものに限る。つまり、人によってはすでに「オチ」まで知られている、しかも最古のものは15年も前の話を、改めてRewriteする。 これによって、「体験談のどこを見せる怪談にするか」、構成の部分を特に意識して書いてもらおう、という試みです。特に初期の「超」怖い話というのは、今のスタイルが確立する前で、試行錯誤の時代でもありますし、今の僕が見たらやっぱり「書き直したい」と思うものが結構あります。これを「どうやって書き直すか?」ということを通じて、体験談の見せ場を見つける能力をさらに磨いてもらおう、というわけです。 怪談は「一度オチがわかったらもう怖くない」という、再読性があまり高くない読み物なんですが、よく知られた話であっても視点や構成、描写を新しい人が手がけることで「もう一度読める」ものになる、再生することができるのであれば、それは素晴らしいことだと思います。
●相互推敲する。 それぞれ、お題に従って第一校を書いてもらうわけですが、できあがったものを交換して「相手の書いた原稿に、自分なりに修正や追加・削除・推敲を加える」というのをやっています。Aが書いた内容にB風味が、Bの作品にA風味を加える、という。 これをやることで、「自分以外の視点」という要素が加わることになるわけで、とかく「考え込んでしまいがち」な人にはこういう「自作品を他人にいじられる」という経験が役だったりするものです。そのうち、自分の作品と他人の作品の垣根がだんだん曖昧になっていったりするかも(笑)
●質問 えーと、僕は意外と物持ちはいいほうでして。 91年発売の最初の「超」怖い話のときの取材メモの大部分が今も手元に残っていたりします。そのころはPC9801で、HDDどころか5インチドライブが主流だったりしたんですが、5インチ→3.5インチ2DD→3.5インチ2HD→DOS/V→WindowsPC……と、データコンバートして持ち続けた甲斐がありました(笑) 僕がカットした部分について、自主トレの二人から質問があれば、メモと記憶にある範囲で答えています。それで、どうやって元の体験談を再構築するかが楽しみでもあるのです。
●発表する。 発表されるのは、最初の一校目以外です。相互推敲で双方の手が入った二校と、それを経て「さらに自作品に改良を加える」または「考え方を変えて一から書き直す」という形で書かれた三校目以降が、公開されます。 ただし、これは「誰がどれを書いたか」は例によって伏せています。 また、三校目以降については「次のお題が始まるまでの間は何度書いてもいい」ということになっていますので、四校、五校、六校と書き重ねられていくことになるかもしれません。または、一方は三校で打ち止め、もう一方は十校にリーチが掛かる、なんてことも起きてくるかもしれません。 読む側としては、「オチがわかってる同じ話」を何度も読むのは大変なんですが、「見せ方」の工夫と変遷を見るのが醍醐味ということになるかもしれません。
●講評する。 僕からの講評というのは、「書いた当人から求められればする。気になったところがあればアドバイスする」という形で水面下で行われているわけなんですが、それとは別に公開されている習作について、「それはどうよ」「たいしたことねーな」「これだとわかりにくいのでは」などなど、手厳しい指摘などをいただくこともできます。というか、厳しく鍛えてやっていただければ幸いです。 超-1同様、1エントリー=1話にて公開します。それぞれのエントリーにコメント、TBで講評することができます。 前回の超-1ではコメントとTBがうまく動作しなかったり、途中で消えたりorzといろいろトラブルもありました。今回の自主トレは「もしも来年もやる場合」に備えて、サーバ強度やCGIの安定性を検証するという目的もあります。コメントやTBをがしがしいただいて、CGIをも鍛えて(イジメて)やっていただけると、それも自信になります。
●第一回のお題「ティッシュ・ペーパー」 ティッシュ・ペーパーは1991年発売の「超」怖い話新書版で発表された話です。 今から15年前に書かれたもので、「超」怖い話がまだ暗中模索の時代でした。 聞いて、書いた後もよく覚えている好きな話のひとつなんですが、たぶん今の僕が書いたら1頁になりそうな気がします(^^;) なんで4頁も書いたんだろう、と……。
そんなわけで、15年前からのサルベージです。
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