カウンター2000を目指してもう一回カキコ。(それより洗濯を干せ)
今朝の彼女、夜中の二時に携帯に間違い電話がかかってきた事がある。
「れいこ? れいこ?」
というので
「違いますけど」
と寝ぼけながらも丁寧に応対した。コレ性格ね。
翌日やはり12時近くに同じ男からかかってくる。
「昨日は間違えてごめん」
という謝罪から始まり世間話のようになる。
彼女は切りたかったが
「もう、眠いし」とか「明日も仕事があるし」とか「今日は疲れてるし」
という遠回りな言い方しかできないので相手に通じない。
結局一時間ばかり話してしまった。
この男、レイコでなくてもとにかく話し相手が欲しかったらしい。
そして鹿児島の人で夜の仕事をしてるらしいこともわかった。
その電話は毎晩かかってくるようになる。
そのうち「福岡に行きたい。君に会いたい」といわれるまでになった。
冗談じゃないととにかく個人を特定できるような話は避けていた。
その頃にはもう相手が暴力団関係であることがわかり
ますます強く言えなくなってきていたのだ。
いよいよ電話番号を変えようかと思っていた矢先。
思わぬ事態が襲う。
彼が先輩やくざの変わりに交通刑務所に入らなくてはならなくなったのだ。
「待っていて欲しい」
といわれた。
断っておくが好きだの惚れたなど一言もいってない。
何でわたしがあんたを待ったにゃならんのだとト思いながらも、
「ちゃんと更正するのよ。頑張らなきゃ」
ト励ましておいた。内心ヤッターこれで電話が来ないと小躍りしてたのだが。
住所も教えられたらしいがメモもしていない。
絶対手紙をくれといったのだが。
ううん、何がこんなに相手をのぼせ上がらせるのだろう。
勿論相手の資質にもよるのだろうが。
とにかく彼女は汚い言葉を使った事が無い。
相手をののしるという家庭環境(一度も自分の母親をクソババアなどと呼んだ
事は無い)にいない。
どこまでも選ぶ言葉はオブラートに包まれて、
やってることは結構礼を欠いてる事もある。
人間って不思議だ。
彼女と自分の違いについて考えることが職場で起こった。
工場から手伝いに来た人が来てみると日がな一日する事が無く
わたしの後ろの席で退屈そうにしてる日々が続いていた。
わたしは挨拶するだけで自分の仕事を黙々と気にせずにやれるのだが
(せいぜいバトルロワイヤルを読ませるくらい)
彼女が同じ立場ならそれができないのだろうと思う。
一人でいる人を見ると本心はいやなのに声をかけずにはいられない人なのだ。
仕事の能率が落ちるのがいやでもそばにそんな人がいるのが耐えられないに違
いない。男女を問わずそうである。だからよくいじめられてる人と仲良くな
る。そういう性格が男女間になると誤解を呼ぶのだろうなと思う。