私が卒業した工業高校は桜が綺麗な高校でした。よくある学校の七不思議
の中に桜に関するのが有りました。桜が咲乱れる晩に木下に立つと暗闇の中
から「カシャ、カシャ」と音が。振り替えると鎧兜を身に纏い体中に矢が
刺さり血だらけの武士が無念そうな顔で立っていると。
まあ小田原城があり歴史もある所なので出たお話だと思います。他にも夜の弓道場では
急に矢が飛んでくるとか、道場では首の無い柔道着姿の二人が投げ合うのも
有りました。七つ全部知ると呪われると言われたけど、何だかんだ七つ以上
有りましたね(当然何も無いです)。でも本当に恐かったのが写真の実習で
暗室などがある棟(暗くて汚くて埃臭かった)に行って、先生を教室で
待っていたら廊下から小さい子供の笑い声が聞こえたんです。慌てて男子が
見にいったけど、薄暗〜い廊下には誰も居ない。私も見たけど居なかった。
先生が来るまで皆で身を寄せてたけど急に扉が開いて先生が来た時の方が
悲鳴がでかかったです(先生御免なさい)。後輩達に聞くと新たな不思議
としてこの事は語り次がれているとの事。でも尾鰭が付きまくって、暗室に
出たとか、先生が教室に入る前に小さな子が教室から飛び出して行ったって
事になってました(笑)。こうやって七不思議は作られていくのでしょうか。